TECL購入ルール
3%以上の下落または毎月最終月曜日定期購入
今後の下落予想
3月11日ダウは 25,018.16 +1,167.14 (4.89%) まで一時的に戻しましたが、今後も不安な状況は続きます。どれぐらい下げるのが全く分かりませんが、過去の恐慌時のデータから最悪を予想してみます。
1929年のウォール街大暴落
- 1929年10月24日~ 1932年7月8日 ダウ式平均株価は89%下落
- 回復まで25年
1987年の暴落 ブラックマンデー
- 1987年9月最高値 2,746.65~大底 1987年10月 1,616.21 約 41%下落
- 大底まで1か月
- 1989年9月株価回復
- 回復まで2年
2008年の暴落 サブプライムローン
- 2007年11月に最高値 14,198.10~大底 2009年4月 6,469.95 約54.4%下落
- 大底まで1年5か月
- 2013年3月株価回復
- 回復まで約4年
ウォール街大暴落はもう90年前ですので、あまり参考にならないかもしれませんが、89%下落し、その後回復まで25年を要したことから驚異的です。原因として、当時は電信システムによる処理能力が低かったこと、株を買うために借金するものも多くいたこと、現代のサーキットブレーカーに相当するシステムがなかったことなどがあげられるようですが、結局のところ借金によって株を購入したために、実質的な価値以上の株価が原因になったのではないでしょうか。
現在の状況
コロナウイルスによるショックがきっかけですが、SARSの時と違っているのは、世界に対する中国の影響力が大きくなっているため、中国経済の悪化やサプライチェーンが止まる被害が当時よりも大きくなります。また中国国内で封じ込めができたSARDと違い、コロナウイルスはすでに全世界へ拡大しています。さらに 暴落の指標となるバフェット指数は株式市場の時価総額÷その国のGDP×100で計算されます。 3月11日 138.81で指標となる100を上回っており、まだまだ下落の余地はあります。
現実的な下落は?
やはり近いところで、2008年の暴落を想定するとよいのではないでしょうか。1年6か月下落し続け、最大60%下落する。
TECLを1週間毎の終値で見ます。
- 2月15日 326.52
- 2月22日 301.88 -7.5%
- 2月29日 276.61 -8.3%
- 3月7日 206.08 -25.5%
正確な計算ではないのですが、単純に1週間平均にすると約13.8%です。これが90週続くとほぼ0になりますね。これリーマンショック級が来たら早期償還されるんでしょうか?そこまで1か月だったブラックマンデー級なら余裕で耐えられます。つまりは下落率よりも下落する期間のほうが重要ですね。
すべて大雑把な計算なので何とも言えませんが、あまり長期になるとTECLは危険な可能性があります。6か月以内に底を迎えれば何とかなりそうですが、それ以上になると・・・。
株は自己責任で購入しましょう。