株価上昇中

メドレー株が上昇しています。2月21日の時点で1687円ですから購入時より32.5%上昇しています。2月14日の決算結果が良かったのと、コロナウイルスによりオンライン診療への関心が高まっていることもあります。

2019年12月期 連結業績サマリ

(百万円)2018年12月期2019年12月期前期比
売上高2,9334,765+62.5%
売上総利益1,8583,213+72.9%
営業利益-100249
経常利益-87178
親会社に帰属する
当期純利益
-153-381

今後の事業見通し

  1. 2016年にオンライン診療システムとしてスタートし、導入シェアNo.1
  2. 電子カルテの販売開始により導入件数は伸長、売上高も増加傾向
  3. 大学病院等でのオンライン・セカンドオピニオン開始(対象顧客の拡大)
  4. 歯科市場進出に向けた関連ソースコードの取得(対象顧客の拡大)
  5. 電子処方箋システムを開発、実証実験を完了(対象顧客の拡大)

メドレーは人材派遣事業の売上高が4,111(百万円)と大半を占めていますが、成果報酬は他会社(20~35%)と比較して2~13%と価格優位性があります。

さらに電子カルテは4,498億円の市場があります。クラウド型電子カルテはまだ52億円程度ですが、コストのかかるオンプレミス型電子カルテが2,662億円と圧倒的に多い状況です。これからはクリニックでもコスト管理の意識がさらに厳しくなりますので、クラウド型電子カルテのシェアはさらに伸びると思われます。

オンライン診療と自由診療であるセカンドオピニオンは相性がいい組み合わせです。すでに全国で70の医療機関と契約しています。契約病院を見てみますと東北大学病院、自治医科大学附属病院、聖隷浜松病院、熊本大学病院、鹿児島大学病院など非常に有力な医療機関が数多くあります。

また電子処方箋システムも開発中で、実用化されればオンライン診療は確実に次の段階へと進むことになります。

コロナウイルスの終息は?

2月23日のコロナウイルスの感染者数 78,823、死亡者数 2,462人とされています。SARSでは感染者数 8,096人、死亡者数 774でしたのですでにこれを超えています。死亡率が低いゆえに感染が広まりやすく、死亡者数も増えてしまうという皮肉な結果になっています。

SARSの終息は2003年7月5日でしたが、終息はこれより遅くなるのではないでしょうか。オリンピックの時期までかかってしまう可能性があります。

消費増税によりGDP低下

2019年10月-12月期のGDPは6.3%低下という悲惨な結果になってしまいました。にもかかわらず、IMFは消費税を15%まで増やせというのだから無茶苦茶です。日本の外需はダダ下がり、内需もダダ下がりです。コロナウイルスとダブルパンチでリセッション入りするかもしれません。

安全な投資先は?

外需、内需がだめでも医療分野はまだ比較的安全です。もちろん徐々に縮小していく業界ではありますが、高齢者が増え続ける状況なので医療費も増大しています。そういう意味ではメドレーの成長する余地も大きいといえます。さらにコロナウイルスによりオンライン診療の注目度も上がっています。これからもメドレーの成長に期待したいです。

投資は自己判断、自己責任でお願いします。

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